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前回のお話しは→こちら
このクリームを使い始めて、不思議な現象がありました。
作る以前、肌に塗るのなら、「できるだけ飽和脂肪酸が多いオイルを使用したほうがいいんじゃないか」と考えていました。
私はアトピーの原因の一つが過酸化脂質の排泄だと考えているので、酸化する可能性のあるオイル(過酸化脂質になる可能性のあるオイル)は少しでも少ない方がいいと考えていました。
なので長らく、飽和脂肪酸が98%のココナッツオイルを塗っていました。確かに、べたつかず塗り心地がよく、十分満足していたのですが、言葉にならない感覚がありました。
ある日、「植物油(不飽和脂肪酸)は親水性がある」と聞いて、どういうことかと詳しく調べたら理由がわかり、保湿に植物油を取り入れて実験してみることにしました。
ちょうど手作りのスキンケアアイテムに興味が出始めたころで、作ってみたのが↑に説明したオイルクリームです。
皮脂の脂肪酸組成を調べて、できるだけ皮脂に近い構成で作ってみようと思いました。
参考記事→こちら
ココナッツオイルは98%が飽和脂肪酸でできています。
これに対して、このクリームも「酸化しにくい」という点ではココナッツオイルと似たようなものですが、各オイルには、
- シアバターには約5%
- ココナッツオイルには約2%
- マカダミアナッツオイルには約5%
の不飽和脂肪酸が含まれます。なのでこのクリームには、8~9%の多価不飽和脂肪酸も含まれることになります。
実際には、皮脂はもうちょっと多価不飽和脂肪酸の割合は多いですが、現代人は植物油の過剰摂取で皮脂中の多価不飽和脂肪酸の割合は高くなってしまっていると思います。
ココナッツオイルと違って一価不飽和脂肪酸の量がかなり増えているので(たぶん8割くらい)、ここが理由の可能性もありますが、このクリームを使いだしてから、かかとの角質が徐々に剥けてきて滑らかになりました。
角質が剥けるということはアトピーにはよくないんじゃないかという考え方もあると思いますし、まだ答えがでないのですが、
異常な剥け方ではなく徐々に浮いてきたような感じで、特に踵の溜まっていた角質は2週間以上かけてポロポロととれ、アトピーのない部分の肌はかなり滑らかになりました。
これはココナッツオイルを塗っていたときには起こりませんでした。むしろなんか角質が溜まっていく感・・・笑
一価不飽和脂肪酸か多価不飽和脂肪酸の効果だと思います。
そして、去年からニキビに悩まされているのですが、このニキビがかなり落ち着きました。一般的にはニキビにオイルはNGですが、オイルを塗っているのに・・・ですw
仮説ですが、皮脂中の多価不飽和脂肪酸の割合が多いと炎症を起こしやすくするんだと考えています。炎症というか角質のターンオーバーをかなり早めてしまって、そのせいで毛穴がつまりニキビになるのではないかと。
なので、適度な多価不飽和脂肪酸はターンオーバーを正常化するために必要なのではないかと思い至りました。
オメガ6やオメガ3系の多価脂肪酸は、必須脂肪酸と言われ体に必要な油とされていますが、このブログでは人の体の脂肪酸組成にはほとんど含まれないことから積極的に摂取すべき油ではないとしてきました。
上記で、多価不飽和脂肪酸も必要な油だと書きましたが、それは「適度」であるからいいのであって、過剰には必要ありません。
結局わざわざ意識的に摂らなくでも摂取できることから、これからもオメガ6や3系の油を避け続けることに変わりありませんし、むしろこれまでの体内蓄積量を考えると積極的にオイルカットしていく必要があります。
「必須」脂肪酸だからといって積極的に摂取しなければならない理由にはなりません。
体のしくみを調べていくと、こんなことがちょこちょこあります。
だまされないでね~(笑)
化粧水についてもそのうち書きたいと思っていますが、まだ「これだ!」と思えるものができてないので、とりあえず手作りスキンケアシリーズはおしまいです。
今は手作りヘアワックスを作ろうと画策しています(笑)
上記クリームについても、夏場は溶けやすいという欠点があるので、改良を試みようと考え中です。
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