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咀嚼の回数を気にしたことはありますか?
誰もが一度は「よく噛むように」と言われたことがあると思います。
「一口30回以上」というのはMEC食で指導されていることですし、最近Facebookを見てると「スロー肉食」と言って一口食べる度に箸を置いて100回以上咀嚼する・・なんて話も上がっています。
でも、私は、ある意味、そんなに執拗に咀嚼することに疑問を感じています。
消化を助ける意味ではとても体によさそうですが、唾液を必要以上に分泌させると、むしろ消化不良が起こるんじゃないかと思います。
唾液には様々な機能がありますが、“消化”という点で考えてみます。
食事を消化吸収するにあたり、ヒトの体で主に分泌される消化液は、口腔内から分泌される唾液、胃からの胃液、膵臓から分泌される膵液だと思います。
唾液のPHは中性です。食品のPhはほとんどが酸性よりのものが多いですから、歯のエナメル質が溶けないように中和する働きを持っています。
(画像引用元:http://tooth-health.happy.nu/ph.html)
そして、唾液にはデンプンや脂質を消化する酵素は入っていますが、タンパク質を分解する酵素は含まれません。(脂質は分解するといえどもメインはデンプンの分解のようです)
だからいくら咀嚼しても、口腔内でタンパク質のアミノ酸への分解はありえません。
細かくかみ砕くことによって、次の場所である胃液と十分に絡み、消化吸収がよくなると思います。
ある程度噛むことは、唾液は殺菌作用も持ちますので重要だと言えるでしょう。
しかし、Phの観点から考えると、噛みすぎによる唾液の過剰分泌は、次の場所である胃液のPhを上昇させるのではないかとも思います。
胃液は強酸性です。スロー肉食に関しては、一口最低でも60~100回は噛むことを推奨しているみたいなのですが、そうなると口の中で食品の形はなくなりほぼ液状になることは間違いないでしょう。
そうやって大量の唾液を胃に送り込むと、胃液のPh上昇(アルカリ性に寄る)につながり、むしろ消化吸収に悪影響がでないのか?と思います。
胃液が強酸性であるのは、ここでもやはり殺菌の意味も持つのです。きちんと食べた食品が殺菌されなければ、病気になる可能性が高まります。
そして、スロー肉食などの断糖肉食の食事法では、糖質を含むものは食べないのが前提ですが、糖質を摂取する場合、口の中でずっと噛み続けるとデンプンがどんどん分解されて糖になります。
糖は虫歯菌の餌ですから、虫歯になる可能性も高まると思うのです。
私たちは、固いものはよく噛み、柔らかいものはあまり噛まずに飲み込むことができます。自然と食品を噛み分ける能力が備わっていると思うのです。
確かに、現代人は忙しすぎて、無意識のうちに早食いになっている人が多いでしょう。飽食の時代で、食べ物へのありがたみが薄れ、味わって食べるという意識に欠けている部分があると思います。
わざわざ箸を置いて、唾液でビチャビチャにして食べるのが、正直おいしく食べられるとは思いませんし、楽しくも食べられないでしょう。(ちょっと食事に精神性を求めすぎではないか・・とも思います)
子どもによく噛みなさいと言っても無駄です(笑)何も根拠はありませんが、本能で生きてるような子どもがそうなのですから、無理に噛む必要性をあまり感じません。
個人的には、早食いの自覚がある人はもっと落ち着いて、「いただきます」という言葉があるように、食べることができることに感謝して、味わえる余裕をもって噛む回数が適切なのではないかと思います。
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お久しぶりです(^-^)
一口100噛み、わたしも疑問に思いました。
落ち着いて、ゆっくりと味わって食事する、の範疇を越えていますよね。
液状のものも100回噛むとか、唾液が主食とか、あり得ないです。
自分が提唱した食事法がいろいろ問題を引き起こしているので、それをごまかすために思いついたのではないでしょうか。
お久しぶりです(^^)/
ですよね~!みんな疑問に思わないだろうかと思ってました。クロレッツサイズで30回とかも無理です(笑)せいぜい20~30回だと思います。100噛み提唱の方はどうも精神的な方向に片寄りがちだと思います。。過去言ってること(肉食前)を調べてみたらひどいですよ・・最近いろんなとこで記事がシェアされてたりするので、あーぁと思ってます(汗)