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とうとう脱ステからドロップアウトしました。
ブログ読者様、ごめんなさい。
昨日、2/4土曜日に、皮膚科に駆け込み処方してもらいました。
これで1年8カ月と20日、、633日で、私の1回目の脱ステは終了です。
理由は、まず一番に、もう耐えきれないことでした。
まともに立ったり歩いたりすることがつらい。
痒いもあるけど、とにかく痛い・・・痛くて痛くてたまらない。
蒸れると痒いので、変な姿勢になる。
痒いから歯をくいしばって、顎が痛い。
女なのに、脚を閉じれない。
痒くてズボンがダメになる。
家事も最低限で日々を過ごしていましたが、夫と子どもに、ふつうだったら当たり前にしてあげられるはずのことができない。
早く治すために、早く寝る。
夫と会えない、会話がない。
子どもとの遊びに集中できない。
家の掃除ができない。
痒さと痛さに疲れて朝起きられず、子どもの幼稚園も何度か欠席させました。
罪悪感がつのりにつのって、妻失格、母失格。。。
別に自分が悪いわけじゃないのはわかってるけど、この生活がいつまで続くのか。
副腎の細胞は、約1年で入れ替わります。
28年もの長い間ステを使ってきたけれど、まだこんなにも変化がないものか?
(いいときもあったんだけど数か月)
副腎だけでなく、体の細胞の大部分は、1年でザックリとは入れ替わるのです。
副腎だけでなく、細胞自身もステロイドを産生しますが、皮膚は28日周期で入れ替わってしまうのです(年齢によって多少かわる)。
これはもう、「副腎のステロイド産生能力が落ちているから回復には時間がかかる」ということだけでなく、仮に脱ステ1年以上経過しているので副腎機能がある程度回復してるとすると、「自前のステロイドでも抑えきれないほどの免疫反応のほうにこそ異常がある」と言えるのではないか。
そうなると、アプローチの手順としては、「副腎機能の回復」よりも「免疫反応のコントロール」を優先させたほうが、最終的に脱ステするとしても、リバウンドが最小限になるのではないか、と思います。
そして、現実として、脱ステをしても、アトピーは完治しない。
あくまでもネット検索での印象ですが、脱ステ5年10年たっていても、悪化するときは悪化しています。
この文章の最初に戻ってしまうのですが、この不安からはずっと逃げきれないことになります。
私は夫と子どもを失いたくない。。
でも、確かに、体(アトピーも含めて)は、このブログを始めた時よりも、比較にならないほどよくなりました。
同時に始めたので、脱ステのおかげなのか、食事のおかげなのかはわからないけど。
でも、ほとんど食事の効果だと思っています。
皮膚科では、アンテベートとサトウザルベ(亜鉛華単軟膏)が1:2で混ざったものを処方されました。
そして新薬らしい、抗ヒスタミン薬のビラノア錠20㎎
(2016年の11月から使われ出したようです。効果はザイザル並みなのに、脳に移行しづらいので眠気がないそうです。)
そしてプロペト。
(http://www.e-skin.net/ds_ste.htmより引用)
ランクは「強い」に分類されるステロイドですね。
まあ、毎月のアトピー画像からは想像できないだろうくらいに悪化してたので、そうくるだろうなーと思っていました。
感じとしては、ブログ初期にのってる足の甲くらいの炎症度ではないかな?
明らかに赤黒く変色して、患部が盛り上がってましたので。。
皮膚科でも、アトピーもちにしても肘内側と膝裏はこんなに出てないのに、ここだけっておかしいよ?鼠径部はアトピーの好発部位ではないし。。と言われました。
念のためばい菌が繁殖してないか、瘡蓋を削り取って検査もしましたが、ばい菌は見つからず。(前の晩に酸性水で消毒→ガーゼを当てて、診察まで一切掻いてなかったのでそうでただけかも。でも3日くらい酸性水を継続してたけど効果はなかった)
わたしのリバウンドの出方はレアケースなほうなのかな?と思いました。
帰宅したのが15時。
風呂上りから塗るか迷いましたが、風呂上りの痒さの波に耐えられる精神力に自信がなかったので、もう塗りました。
一応、実験として、右側のほうがひどかったので、外用ステの効果のほどを見ようと、右鼠径部だけに塗ってみました。
20時頃にお風呂に入るときに見てみると、たったの5時間で目に見える効果でした。
右の方がひどかったのに、その時点ですでに左よりも赤味が引いて、盛り上がりも落ち着いている。左のほうがひどくなっている。。
すでに落屑がポロポロ落ちて、でも汁はほとんどでませんでした。
自分で作り出すステロイドよりも、はるか高容量のステなんだろうなぁと思いました。
でも、後悔とかありませんでした。
「これで、やっと楽になれる」
これだけ。
自分で自分を薬物中毒者のように思いました。
明日の生活に不安にならなくてもいい。
大量の落屑に絶望を感じることもない。
痛さに耐えながらひきつり笑顔を作ることもない。
安心して眠れる・・・
なんか、それだけ。
健康なふつうの人になりたくて1年8カ月もがんばったのに、ステを使ったことで、やっとまともな人間になれた気がしました。
「あー。わたし生きてた。」
本当に思いました。
ステを肯定するつもりはありませんし、脱ステを否定するつもりもありません。
だけど、脱ステって人間辞める覚悟が必要だなと思いました。
その日のお風呂は、「ステさえあれば」の安心感で、アトピーを忘れて、子どもと豆まきという名の水の掛け合いをしてギャーギャー言ってました。
無意識だったので、ハッと気づいたときは、自分最近笑ってなかったなーと泣きそうになりました。
今後どうするかは、すでに考え初めています。
一応減ステ方向でやっていく予定ですので、興味がある方は引き続きよろしくお願いしますm(__)m
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脱ステお疲れ様でした。
脱ステ後一時的に良くなった後に悪化してしまうのには、黄色ブドウ球菌などの病原性細菌が関係していると思います。
消毒や制菌などの対策はされていますか?ステロイドを使うにせよ、脱ステするにせよ、消毒はおすすめです。
ありがとうございます~
もちろん消毒はしました。
消毒が効果を発揮して好転した経験があったので。頭皮、手指で。
だいぶ助けられました。
が、鼠径部には効果なかったですね~