2)脂質の大量摂取を辞めたワケ

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昨日の記事の続きです。

昨日は、飽和脂肪と言われる動物性脂質にも不飽和脂肪酸は含まれるという内容を書きました。

今日は、脂質の大量摂取で太る仕組みの話です。特に貧血である人(女性は可能性大)や呼吸が浅い人は、脂質の積極的摂取で太る可能性大です。

この話をするには、生化学の知識は必要になってきます。

一応勉強して書いてますが、間違ってたらごめんなさい。

基本的に個人の勉強のために書いてるブログなので、事実確認は個人でしてくだいね。

 

さて、エネルギー代謝の話になります。

太るというのは、摂取エネルギーが消費エネルギーに見合っていないから太るのであります。

引っ張ってくるのが面倒なので割愛しますが、摂取カロリーは同じで糖質メインの食事と脂質メインの食事で比較したら、体重の増減に差はなかったとう実験結果があるようです。

MEC食などでは、脂質は糖質さえ一緒に摂らなければ、いくら摂っても太らないということらしいですが、生化学の本を読めば、きっとどの本にも「中性脂肪となる」(=太る)とハッキリ書かれています。

細胞のエネルギーのなり得るものは、糖質・脂質・タンパク質の3つです。だから三大栄養素というのですね。

そして細胞のエネルギー産生の仕方には、酸素を使わない【解糖系】と、酸素を使う【クエン酸回路(TCA回路)】の2つの方法があります。

エネルギーというのは、すなわちATPという物質を作ることです。

その中で最も基本となるのが、ブドウ糖から作る方法です。

解糖系では、ブドウ糖から数段階のステップを経てピルビン酸という物質になり、このときにATPが2分子できます。この解糖系のエネルギー産生の化学反応は細胞質基質行われます。

しかし、この解糖系には欠点があり、ATPの産生量が少ないのです(2分子)。そこで酸素を使って大量にATPを作り出す方法がクエン酸回路です。

解糖系によってできたピルビン酸を、アセチルCoA→クエン酸→(省略)→オキサロ酢酸と変化し、オキサロ酢酸は最初に出てきたアセチルCoAと反応して再びクエン酸となります。(だからクエン酸「回路」)この化学変化の中でATPを2分子作ります。

そして、この回路をグルグル回る間に、いったん水素を渡す、という過程を経て(電子伝達系)、ATPが34分子作られます。

この一連の反応はミトコンドリアで行われています。

==ここまでがいわゆる糖質からのエネルギー産生の方法==

さて、脂質からATPを作る方法です。

脂質の代表が中性脂肪です。肉の脂身の99パーセントが中性脂肪です。

この中性脂肪は、グリセロールに脂肪酸が3個結合したものです。なので脂質の代謝では、グリセロールと脂肪酸の代謝に分けて考えなけれななりません。

まずは、グリセロールですが、これは脂質というよりは糖質であり、代謝されるときは解糖系の途中に入り、クエン酸回路を経てATP合成に使われます。

脂肪酸は、β酸化を経てアセチルCoAとなりクエン酸回路に入ってATPが産生されます。

==ここまでが脂質のエネルギー産生の方法==

このように一連の流れを書きましたが、この反応はエネルギーが使われないともちろん起こりません。

では、余ったブドウ糖や中性脂肪はどうなるのでしょうか?

文頭に戻りますが、どちらも中性脂肪として脂肪細胞に蓄えられます。つまり太る。(ブドウ糖の一部はグリコーゲンとして肝臓に蓄えられます)

 

すみません、慣れない話なのですごく分かりづらいかと思いますが、まとめます。そしてここからは個人的な推察が入りますので間違ってたらごめんなさい。

例えば断糖肉食をしている人の場合、糖質(=ブドウ糖)を摂取しないので、基本的に解糖系は使いません。(厳密には糖新生でブドウ糖を作り出すことができるので使っている可能性もあります。しかしその利用率は低いと思います。)

なのでミトコンドリア内でクエン酸回路を使ったエネルギー産生が主となるでしょう。そしてミトコンドリアが活性化すれば熱も産みますから、体温上昇も上昇します。対して解糖系ではミトコンドリアは不要ですから熱は産みません。

ここまで聞くと、体温UPでミトコンドリア内のクエン酸回路バンザイ(∩´∀`)∩となるのかもしれませんが、このクエン酸回路を使えるのは「酸素」があってこそ。

細胞に酸素を運んでくるのは赤血球ですから、つまるところ貧血の人は、細胞への酸素供給量が少ないことになります。呼吸が浅い人も同様です。これってクエン酸回路をうまく回せていると言えるのでしょうか?

中性脂肪はグリセロールと3つの脂肪酸からできているとお話しました。

このうちグリセロールは糖新生でブドウ糖になることができますが、脂肪酸は糖新生できません。ということは、クエン酸回路で使われなかった脂肪酸は、再び中性脂肪に変換されて脂肪細胞に貯め込まれるしか道はないのです。

貧血を治すのに手っ取り早い食材は肉を食べることなのですが、貧血を治す前から脂質をたくさん摂っていると、そりゃ太るよという話です。

しかも、脂肪の消化には、膵臓からの消化酵素リパーゼが主ですから、これが常時MAXで働いて脂肪をなんとか消化しようと頑張っていることになります。(できなかった分はそのまま腸に流れるんだと思いますが・・だから便通によいとかいう・・個人的には無理やりすぎると思います)

 

個人的に、マクロビ菜食をしていたときは、糖質を摂りまくっていたのに太るどころかガリガリに痩せました。結局のところ、余った糖質は中性脂肪となり基礎代謝のエネルギーに使われて足りなかったんだと思います。油も制限していたので。そしてさらに必須栄養素が欠けていたことで細胞が合成できず、ガリガリになったんじゃないかなぁと。

 

結局言いたいのは、糖質がいいとか脂質がいいとかではなく、バランスよく摂取しようよって話なのですが、このバランスが難しいのですね。

ヒトが生きていくためのエネルギー代謝(基礎代謝)の大部分は、ブドウ糖ではなく、脂質が基本的なエネルギー源です。

内臓が動いたり、歩いたり軽く走ったり・・軽い動きまでは脂質エネルギーが使われています。

でもエネルギーとして優先的に消費されるのはブドウ糖なんです(笑)これを説明するにはホルモンの話にまで及ぶので今日はしません(笑)

そして脳のメインエネルギーはブドウ糖だし、赤血球はミトコンドリアを持たないため解糖系でしかエネルギーを作れません。ヒアルロン酸などのムコ多糖体も糖質がが原料です。

 

どっちも適度に、というのが私の今のところの結論です。

≪参考図書≫

 

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投稿者:

ayumi

5歳の女の子と2歳の男の子のママしてます。30歳の主婦です。自分自身のアトピー、娘の生後まもなくからのアトピーと食物アレルギー、そして喘息。身体は食べたもので作られる・・ということで、食事法を試行錯誤し続けてきました。4年に及ぶマクロビや菜食を経て重症状態に一歩踏み入れたところで断糖肉食でアトピーを改善し、自分なりに食事研究しながら緩やかな制限に落ち着いています。脱ステとともにアトピーの原因を徹底的に究明しようと決めました。激しい妊娠性痒疹も経験してます。

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