1)皮脂の組成から考える適切なスキンケアとは?

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突然ですが、「皮脂」ってどんなものかご存知ですか??

 

え?アブラでしょ?って???

 

・・・( ^ω^)・・・

 

そんな知識じゃもったいないです(笑)

 

皮脂がどんなものであるか知れば、肌に塗布するべきものは何なのか、すごーくヒントになりますよ!

 

「皮脂」とは書いて字のごとく、皮膚の上に分泌されるアブラなわけですが、

「皮脂」は毛穴にある皮脂腺というところから分泌されたアブラのことでして、それが肌の表面に広がると、汗腺からでた「汗」と「皮脂」が「皮膚常在菌」に分解→乳化されて「皮脂膜」となります。

この「皮脂膜」は、皮膚常在菌に分解されたことで弱酸性となり、例えば黄色ブドウ球菌とか、言わばよくない菌の繁殖を抑えています。

 

アトピーさんには、この皮脂の分泌が少ないとか、汗をかけないことが問題視されていますよね。

上記の通り、「皮脂」と「汗」と「皮膚常在菌」の存在が健全でなければ、バリア機能をもつ皮脂膜は正常に作られません。

 

「汗」のは、水分がほぼ99%、あとは微量の塩分、尿素、乳酸で構成されています。弱酸性です。

では、「皮脂」は? ちなみに皮脂とは正確には、皮脂腺から分泌された皮脂と角質細胞にある表皮脂質が混ざり合ったもので、「皮表脂質」と言います。

皮脂(皮表脂質)の構成は、

  1. トリグリセリド(中性脂肪)41%
  2. ワックスエステル25%
  3. 遊離脂肪酸16.4%
  4. スクワレン12%
  5. ジグリセリド2.2%
  6. コレステロールエステル2%
  7. コレステロール2%

となります。

 

さて、難しくなりますが、一番多いトリグリセリドとは中性脂肪のことです。

体につく体脂肪と同じです(笑)

トリグリセリドの「トリ」とは、「3つの」という意味です。

トリグリセリドとは、グリセロール(グリセリン)と3つの脂肪酸が反応したものです。脂肪酸は酸性の物質ですが、グリセリンと結合することにより中性となるので中性脂肪とも言います。

この中性脂肪が、皮膚常在菌によって分解されてできたものが、3.遊離脂肪酸16.4%です。さらに、分解されたことによって脂肪酸が遊離されるので弱酸性となります。

 

2番目のワックスエステルとは、蝋(ワックス)と同様の成分です。

ホホバオイルの主成分で90%以上を占めています。ホホバオイルはオイルという名前が付きながら、主成分からみるとオイルではないのです。(少しの脂肪酸を含むのでオイルも含まれてはいます)

よく、ホホバオイルがヒトの皮脂に近いという宣伝文句がありますが、ヒトの皮脂の構成の一部ということです。25%ですけどね!(→皮脂に近いからといってベタベタつけるべきではないということがわかりますでしょうか?)

 

4番目のスクワレンは、スクアレンとも書くこともあります。

不飽和脂肪酸の一種で酸化しやすい性質を持ちますが、スクワレンはその生合成の過程で酸素を発生するので、細胞が酸素供給され新陳代謝が活発になり美肌効果につながるという働きがあります。(生合成の「過程で」なので、塗るだけでは酸素供給の効果はないと思います)

間違いやすいのが、「スクワラン」で、「レ」か「ラ」の違いですが、こちらは酸化しやすいスクワレンに水素添加を施して酸化しないようにしたもので、植物油に水素添加して融点をあげているマーガリンなどのスクワレン版みたいなものですね(;^_^A

ちなみに有名なHABAさんのスクワランオイルですが、商品名のとおり水素が添加されたスクワランですね。こちらも皮脂の一部として宣伝されていますね。

(水素添加されているからといって、食べるのと塗るのとでは違うと思うので、スクワランがいいのか悪いのかはわかりませんのであしからず。むしろ酸化しないということは過酸化脂質化しないのでいいかもしれません)

スクワレンは20~30代を境に分泌が低下すると言われている成分です。

 

以上、主な成分の説明でした。これら4つの成分で皮表脂質の94.4%を占めるわけです。

もし、肌に何かをつけるとしたら・・・皮脂膜の助けになるもの、足りない分だけの皮脂を足す・・のが正解だと思いませんか?

この皮脂の組成を無視して、皮脂の組成からかけ離れたものを塗ることは肌トラブルの素です。

 

ちなみに、皮膚科で処方されるおなじみのワセリンは、これは脂肪酸を持たないのでアブラですらありません。つまり、皮膚上で皮膚常在菌が分解できないものです。

これをいいようにとると、分解されないので過酸化脂質ができにくく、皮膚刺激が少ないし外部刺激から肌を守るともとれますし、

逆に肌を密封してしまったり(皮膚には若干の呼吸作用があります)皮膚常在菌の邪魔をして、正常な皮脂膜の生成を阻害しているともとれるでしょう。

 

単純にいうと、一番多い成分であるトリグリセリド(中性脂肪)をメインにぬるのが自然ということになりますが、「え?体脂肪を塗る?どうやって??」という感じかもしれません(笑)

これがわかるのは、もうちょっと勉強が必要ですのでw

興味がある方は次回もよろしくです( ´艸`)

 

 

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投稿者:

ayumi

5歳の女の子と2歳の男の子のママしてます。30歳の主婦です。自分自身のアトピー、娘の生後まもなくからのアトピーと食物アレルギー、そして喘息。身体は食べたもので作られる・・ということで、食事法を試行錯誤し続けてきました。4年に及ぶマクロビや菜食を経て重症状態に一歩踏み入れたところで断糖肉食でアトピーを改善し、自分なりに食事研究しながら緩やかな制限に落ち着いています。脱ステとともにアトピーの原因を徹底的に究明しようと決めました。激しい妊娠性痒疹も経験してます。

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